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小島よしおも登場の「新端末Optimus G」発表会で見たドコモの必死ぶり

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9月18日、LGエレクトロニクス ジャパン株式会社はドコモ向けのスマートフォン「Optimus G」の発表会を開催した。向井理と小島よしおがゲストで登場するとあって、女性誌や芸能関係の記者なども含め、200人近くの報道陣が詰めかける注目の発表会となった。

Optimus Gは、CPUがSnapdragon 1.5GHzクアッドコア、メモリ2GB、バッテリーが2210mAhという過去最高のスペックを搭載。また、LTE通信のXi(クロッシィ)、NOTTVに加え、防水、おサイフケータイ、ワンセグ、赤外線通信という“ガラケー4種の神器”にも対応。ハイスペックかつ全部入りという、まさに最強のAndroidケータイとなっている。

とくに、CPUに関してはQualcomm社のクアッドコアCPUを世界で初めて搭載した端末ということで、クアルコム・ジャパンのクリフォード・フィッキ社長も壇上に登場。Optimus Gの開発にあたり、Qualcomm、LG、ドコモの3社が全力で取り組んだことを強調。また、ドコモの商品開発を担当している藤間良樹氏は「巷ではナントカファイブが話題ですが……」とiPhone5を意識しつつ祝辞を述べ、LGの首藤晃氏もOptimus Gが最高のスマートフォンであることを自信たっぷりに紹介した。

会見後のタッチ&トライで筆者も触ってみたが、文句なしの“ヌルサク感”。表示している動画を半透明で表示しながら端末を操作できるという「Qスライド機能」も魅力的な機能だ。担当者に聞いてみたところ、端末に保存している動画のほかにワンセグでもQスライド機能が使えるとのこと(ドコモVIDEOストアやNOTTVではダメらしい)。ほかにも電話をしながら端末上に手書きメモを残せる「Qメモ機能」、動画のピンチズームなどの機能も搭載するなど、これまでに無い機能が満載の端末と言える。

ドコモが秋モデルとして10~11月に投入する「Optimus G」が優れた端末であることは間違いないだろう。とはいえ、ドコモの置かれている状況は崖っぷちだ。ソフトバンク、auから出るiPhone5の影響は計り知れない。また、Optimus Gを発売元のLG、現在のドコモの主力商品であるGalaxy S3を発売するサムスンはいずれも韓国メーカーであり、ネットを中心に風当りが強いのは事実。さらにサムスンはアップルとの訴訟を抱えているという問題もある。

筆者が質疑応答で「竹島問題などで、日韓関係が緊迫していることは日本での販売に影響があるか?」と聞いたところ、「先行投入した『Optimus it』が売上ランキングで4位に入る好調ぶりで、特に心配はしていない」との回答だった。しかし、むしろ影響があるとしたらこれからだろうし、LGにとっても情勢が気になることは間違いないだろう。

ドコモが年2回の端末発表会とは別に、これだけ力の入った発表会を行うことからも、その必死ぶりが伝わってくる。しかし、果たしてこれだけでソフトバンクやauに勝ち目があるのだろうか。余談だが、壇上で何かネタをやるように司会者から無茶ぶりされた小島よしおが「そんなの関係ね~、おっぱっぴー」を超早口でやったが、大すべりしていたことを付け加えておきたい。(岡嶋佑介)

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